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≪WIND風 Gパネの続編! Mk=3≫


題:パネルでポン 天界からの訪問者


《第2章 豪火炎上》

彼らが炎の世界に近ずくにつれてだんだんと気温が高くなってきた。

アキラ「あれが炎の世界か。あの世界には誰がいるんだ?」

ソフィア「【炎の妖精・レイア】よ」

その時、炎の世界から大きな爆発音が響いた。

DOOOOON!!!

ソフィア「なに?」

アキラ「とにかく急ぐぞ!」

彼らが炎の世界に着いた時、そこはもう瓦礫(がれき)の山と化していた。

ソフィア「ひどい・・・・・一体誰が・・・・・」

アキラは瓦礫の近くに女の子がいることに気づいた。

アキラ「あれは・・・?」

その女の子はなにか大きな物を持っていた。

ソフィア「レイアだわ!」

ソフィアはレイアに声をかけた。

ソフィア「レイアーっ!」

レイアが彼らの方を振り向くと、持っていた大きな物をソフィアに向けた。

アキラ「ソフィア!伏せろ!」

ソフィア「え?」

レイアは大きな物から何かを発砲した。

ソフィア「きゃっ!」

ソフィアはなんとか避けた。

アキラ「あれはバズーカだったのか」

その時ソフィアはレイアのひたいに黒い石のような物があることに気づいた。

ソフィア「レイア、どうして?」

レイア「・・・・・・・・・・」

アキラ「ソフィア、早くレイアから離れろ!彼女は今、誰かにあやつられている!」

ソフィアはアキラのもとへ戻った。

アキラ「ソフィア、レイアのひたいに黒い石のような物があったか?」

ソフィア「ええ、あったわ。あれは一体?」

アキラ「あれが【あやつりの魔法の正体】だ。あれを破壊すればレイアは元に戻る」

ソフィア「分かったわ。でもどうやって?」

アキラ「魔法なら確実に破壊できる」

その時、1発の砲弾がアキラたちに飛んできた。

アキラたちは砲弾を避けた。

ソフィア「あのバズーカはやっかいね。一気に接近しましょ」

アキラ「なるほど。よし、行くぞ!」

アキラたちは飛んでくる砲弾を避けながらレイアに接近してゆく。

レイア「・・・・・・・・・・」

次の瞬間、アキラたちの足元から炎が吹き上げた。

アキラ「なんだこれは」

ソフィア「レイアの魔法よ。気をつけて!」

レイアの周りを炎が覆ってゆく。

アキラ「炎で身を隠した?」

ソフィア「あれじゃ接近できない」

アキラ「ならば魔法でかき消すのみ!」

アキラ「【つむじ風!】」

アキラが放った竜巻はレイアを覆っていた炎をかき消した。

しかし、レイアにひるみはない。

レイアからの魔法攻撃が再びアキラたちを襲う。

アキラ「くっ、ならば!」

ソフィア「どうする気なの?」

アキラ「レイアの魔法を利用する!」

ソフィア「どうやって?」

アキラ「こうするのさ、風よ!」

アキラが放った風がレイアの魔法をつらぬいた。

アキラの魔法は炎をまとった不死鳥と化し、レイアの魔法を次々とかき消してゆく。

アキラ「ゆけっ、【飛炎(ひえん)!】」

レイア「!?」

飛炎はレイアのひたいにあった黒い石を破壊した。

その直後飛炎は風とともに消えた。

レイア「あれ?俺何してたんだ?」

レイアは正気に戻った。

アキラ「どうやら正気に戻ったようだな」

レイア「あんたは?」

ソフィア「彼は天空の世界のアキラよ」

レイア「ソフィアじゃねーか。なんでここに?それに天空の世界ってどこにあるんだ?」

アキラ「ここからはるか上空にある」

アキラはこれまでの出来事をレイアに話した。

レイア「そうだったのか・・・」

ソフィア「レイア、なぜあやつりの魔法にかかってしまったの?」

レイア「よく分かんないんだけど・・・雷雲が空を覆った直後に雷に撃たれたんだ。それからはよく覚えてないんだ」

アキラ「なるほど。あの雷に撃たれるとあやつられてしまうということか」

ソフィア「それじゃ他の世界のみんなもあやつられてる可能性があるわ。急ぎましょ!」

アキラたちは虹の橋を渡り始めた。

ソフィア「そういえば、アキラはどうしてレイアがあやつられているって分かったの?」

アキラ「レイアがソフィアに向かってバズーカを撃った時、一目で分かった」

レイア「なにーっ!俺はそんなことをしてしまったのか!?」

レイア「すまんソフィア!許してくれ〜っ」

ソフィア「そこまでしなくてもいいよ・・・」

アキラ「ここから1番近い世界はどこだ?」

レイア「ここからなら【水の世界】が1番近いぜ」

ソフィア「とにかく急ぎましょう」


第3章へ続く・・・


《今回の演出者》

アキラ(主人公)

ソフィア(風の妖精)

レイア(炎の妖精)


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