トップページへ戻る 前のページへ戻る



≪WIND風 Gパネの続編! Mk=23≫


題:パネルでポン 天界からの訪問者


《第22章 敗北》

アキラたちは階段を上りきり、魔王の間にたどり着いた。

ダン「ここが魔王の間じゃ」

アキラ「行くぞ」

アキラたちは大きな扉を開き、魔王の間に足を踏み入れた。

?「やっと来おったか!待ちくたびれておったぞ!」

フリル「その声は、魔王・サナトス!」

サナトス「貴様ら、わしの可愛い子分たちを2度もやってくれるとはいい度胸だな!」

アン「あんたの子分たちなんてアタイらの敵じゃないんだよ!」

サナトス「生意気な小娘め!以前のわしとは違うことをその身を持って味わうがいい!」

サナトスは大きな金鎚(かなづち)を手に取った。

リョウ「来るぞ!」

サナトス「ゆくぞ!」

サナトスは巨大な金鎚を振り下ろした。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 一方ソフィアは・・・・・

ソフィア「・・・・・・・・う〜ん・・・・・・・・・はっ、ここは?」

?「ここは天空の世界です」

ソフィア「誰?」

?「私たちは天空の世界の住民です。見かけない顔ですがあなたは誰なんですか?」

ソフィア「私は、風の妖精ソフィアよ。ここは天空の世界のどこなの?」

住民A「【天空城】です。今は女神たちの手におちてしまい、こうして牢屋に閉じ込められていますが・・・」

ソフィア「その女神ってコーデリアたちのこと?」

住民A「ええ、そうですけど・・・あなたは彼女らのことを知っているのですか?」

ソフィアは1年前(GCのストーリー)のことを話した。

その時、ソフィアたちの目の前に魔物が現れた。

魔物P「おい、そこの妖精、こっちへ来い」

住民B「彼女をどうするつもりだ」

魔物P「てめーには関係ねぇ、すっこんでろ!」

魔物はソフィアをつれて天空城の階段を上り始めた。

ソフィア「私をどうする気なの?」

魔物P「コーデリア様の所へ連れて行くだけだ」

ソフィアたちはコーデリアのもとにたどり着いた。

魔物P「コーデリア様、言われたとうり妖精をつれて来やしたぜ」

コーデリア「ご苦労、下がってよいぞ」

魔物P「ははーっ」

ソフィア「私をどうする気なの?」

コーデリア「今からお前の仲間と魔王・サナトスが戦う。お前の仲間が血祭りに上げられるさまを見せてやるのさ」

ソフィア「なんですって!」

その時、ベルギウスとマクサが現れた。

コーデリア「マクサ、その小娘を黙らせな」

マクサは魔法で檻(おり)を出し、ソフィアをその檻の中に閉じ込めた。

ソフィア「しまった!」

コーデリア「さて、ショーの始まりだよ」

ソフィア「あなたたちの好きにはさせないわ!」

ソフィア「サンダーボルト!」

魔法は出てこなかった。

ソフィア「どうして?」

マクサ「その檻の中では一切魔法を使うことはできませんわ」

ベルギウス「そこでお前の仲間が惨めに敗れ去るさまを指をくわえて見がいい」

ソフィア「そんな・・・私はどうすることも出来ないの・・・いえ、今はみんなが勝つことを信じましょう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

DOOOON!

サナトスが振り下ろす金鎚がアキラたちを襲う。

レイア「相変わらずすごい馬鹿力だぜ」

リンゼ「あれをくらったら一巻の終わりだね」

セシル「ここは一気に魔法で攻めましょう」

アキラたちはサナトスの攻撃を避けつつ魔法で反撃する。

サナトス「わしに攻撃しているつもりだろうが貴様らの攻撃なんぞ全く効いておらんわ!」

アキラ「ならば合体魔法だ」

ティンク「任せて、いくよピュア」

ピュア「うん」

ティンクとピュアは一斉に魔法を放った。

ティンク「ブリザー!」/ピュア「プリズムクラッシュ!」

次の瞬間、雪が宝石と化し、宝石の吹雪が起こった。

ティンク/ピュア「プリズムブリザード!!」

宝石の吹雪がサナトスに直撃。

カイン「やったか?」

次の瞬間、サナトスの金鎚がアキラたちを襲った。

アキラ「危ない!みんな避けろ!」

DOOOON!

サナトス「が〜っはっはっはっ、貴様らの攻撃なんぞわしには無力。死ぬがいい!」

アン「だったらこれでどうだ!」

アン「【ダークネスファントム!】」

アンが放った闇がサナトスを覆ってゆく。

アン「これで終わりだよ」

その時、アンが放った闇に異変が起きた。

闇は徐々に消えてゆく。

サナトス「わざわざわしの力を増幅させてくれるとはありがたいな」

アン「なに?」

サナトス「馬鹿な小娘め、わしが闇をつかさどっているということを忘れたか!」

アン「しまった!」

サナトス「今度こそおさらばだ、死ねぃ!」

サナトスの金鎚がアンを襲う。

アキラ「危ない!」

アキラはアンを押し退けた。

次の瞬間、サナトスの金鎚がアキラに直撃。

アキラ「うわーっ」

アキラは城の壁まで吹き飛ばされた。

リョウ「アキラ!」

サナトス「馬鹿なやつめ、見殺しにしておけばよかったもの」

レイア「てめー、許さねーぞ!」

レイア「ヴォルケーノ!」

レイアの魔法がサナトスに直撃。しかし効果はない。

サナトス「無駄無駄!何度やっても同じだ、死ねぃ!」

アキラ「そうはさせるか!」

アキラ「豪雷!」

アキラの魔法がサナトスの背中に直撃。

サナトス「青二才が、今度こそ地獄に送ってくれるわ!」

セシル「アキラ、危ない!」

サラ「ナティア、合体魔法を」

ナティア「はい」

サラとナティアは一せいに魔法を放った。

サラ「【スターストライク!】」/ナティア「ウエーブ!」

次の瞬間、星の津波が起こった。

サラ/ナティア「【スターウエーブ!!】」

星の津波がサナトスを押し流す。

サナトス「ぐっ、こしゃくな!」

フリル「今のうちにアキラの所へ行きましょう」

フリルたちはアキラの所へ行った。

カイン「アキラ、大丈夫か」

アキラ「ああ、なんとかな」

次の瞬間、星の津波の中からサナトスが出てきた。

サナトス「死ねぃ!」

サナトスは巨大な金鎚を振り下ろす。

ピュア「任せて!」

ピュア「【プリズムシールド!】」

アキラたちの目の前に宝石の壁が現れた。

サナトス「それ程度の小細工なんぞわしに通用するとでも思っているのか!」

サナトスの金鎚はピュアの宝石の壁を打ち砕いた。

金鎚はアキラたちを弾き飛ばす。

アキラたち「うわーっ」

アキラたちは今の衝撃で動けなくなってしまった。

カイン「みんな・・・大丈夫・・・か・・・」

リョウ「なんとか・・・生きとるが・・・体が動かん」

リンゼ「このままじゃ・・・みんなやられちゃうよ・・・」

サナトス「が〜っはっはっは、しょせん貴様らなんぞわしの敵ではないのだ!今度こそ全員仲良く地獄へ落ちるがいい!」

サナトスの金鎚がアキラたちを襲う。

アキラ「こうなってはやむおえん」

アキラ「つむじ風!」

アキラは魔法でフリルたちを吹き飛ばした。

DOOOON!

アキラはサナトスの金鎚に撃たれた。

ティンク「アキラ兄ちゃん!」

サナトス「運がよかったな、だがこれで終わりだ!」

サナトスは金鎚を構えた。

アキラ「待・・・て・・・彼らに・・・手を・・・出すな」

サナトス「青二才が、まだ生きておったか!ならば貴様から地獄へ送ってくれるわ!」

サナトスはものすごい勢いで金鎚を振り、城の壁ごとアキラを城外へ吹き飛ばした。

ダン「アキラ!」

アキラは城の残骸(ざんがい)とともに落ちていった。


第23章へ続く・・・


《今回の演出者》

アキラ(主人公)

9人の妖精

カイン(太陽の王子)

リョウ(漁師)

アン(闇の妖精)

ダン(闇の騎士)

天空の世界の住民(味方)

魔物(敵)

サナトス(魔王)

女神3姉妹(コーデリア、ベルギウス、マクサ)


トップページへ戻る 前のページへ戻る