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≪WIND風 Gパネの続編! Mk=25≫


題:パネルでポン 天界からの訪問者


《第24章 覚醒》

サナトス「が〜っはっはっは!青二才の小僧もこれで終わったな!」

ティンク「そんな・・・・・・・アキラ兄ちゃんが死んじゃった・・・・・・・・」

フリル「これ以上はもたないわ。どうしたら・・・・・」

カイン「諦めるな!たとえ駄目だとしても闘い抜くんだ!」

サナトス「小僧、貴様らが何をしようがこのわしに勝つことなど不可能なのだ!貴様らはここで死ぬのだ!」

サナトスは巨大な金鎚を構えた。

リョウ「今からじゃ避けるのは無理じゃ!」

アン「アタイらはここで死んじまうのか・・・・・」

サナトス「もう言い残すことはなさそうだな、消え去れ!」

サナトスは巨大な金鎚を振り下ろした。

ピュア「もう駄目!」

DOOOON!

サナトス「これでわしの完全勝利じゃ。が〜っはっはっはっ!」

その時、どこからか誰かの声が聞こえてきた。

?「それはどうかな?」

サナトス「誰だ!」

?「お前の金鎚の下だ!」

サナトス「なに?」

サナトスが金鎚を上げると、そこに巨大な魔法陣があった。

サナトス「何だこれは?それに一体誰が・・・」

?「シャイニングフォース!」

次の瞬間、光の衝撃波がサナトスを吹き飛ばした。

サナトス「なに!」

セシル「今の魔法は!」

その時、フリルたちの目の前にアキラが現れた。

アキラ「みんな、無事か!」

リンゼ「アキラ、生きていたんだね!」

サナトス「青二才の小僧め、まだ生きておったか!」

アキラ「サナトス、俺は、俺たちは決して負けるわけにはいかない!天使の名において、お前を倒す!」

サナトス「生意気な!ならばこの城もろとも、すべて消し去ってくれるわ!」

レイア「来るぞ!」

その時、アキラは呪文を唱え始めた。

アキラ『我が心の奥底に眠る力、今ここに解き放たん!』

次の瞬間、アキラの左手に紋章が浮かび上がった。

ナティア「見て!アキラの左手に紋章があるわ!」

ダン「アキラめ、ついに覚醒しおったか!」

アキラは2本の剣を取り出した。

アキラ「行くぞ!サナトス!」

サナトス「返り討ちにしてくてるわ!」

アキラ「はぁーっ!」/サナトス「ふん!」

ガキン!

アキラの剣とサナトスの金鎚がぶつかり合う。

サナトス(この小僧の力、さっきとは比べ物にならぬ)

アキラ「はぁーっ!」

アキラは徐々にサナトスを押し始めた。

サナトス「馬鹿な!このわしが力で負けているだと!」

リョウ「なんてやつじゃ!」

カイン「でも、これならいける!」

サナトス「ならばこれでどうだ!」

サナトスは魔王の間全体に魔法を放った。

サナトスの魔法がアキラたちを襲う。

レイア「駄目だ、避けきれない」

アキラ「任せろ!光よ!」

次の瞬間、フリルたちの目の前に巨大な魔法陣が現れた。

魔法陣はサナトスの魔法をかき消してゆく。

サナトス「こしゃくな!」

サナトスは巨大な金鎚を構えた。

アキラ「今だ!」

アキラはサナトスに向かって飛んだ。

アキラ「はぁーっ!」

次の瞬間、アキラの2本の剣がサナトスの金鎚を切り裂いた。

サナトス「なにーっ!」

アキラはすぐさま次の攻撃に入る。

アキラ「シャイニングフォース!」

光の衝撃波がサナトスを吹き飛ばす。

サナトス「のあーっ!」

DOOOON!

サナトスは城の壁まで吹き飛ばされた。

アキラはゆっくりとサナトスに近づく。

アキラ「魔王・サナトスよ、お前のその穢(けが)れた魂を浄化する!」

その時、アキラの目の前に魔法陣が現れた。

アキラ『聖地に眠る大いなる息吹よ、今ここに集いて、この穢れし魂を浄化せよ!』

アキラ「【ホーリーシャインソウル!】」

次の瞬間、光がサナトスを覆っていった。

サナトス「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!わしの・・・わしの力が抜けてゆく!」

サラ「これは!」

セシル「どうしたの、サラさん」

サラ「アキラの魔法がサナトスの心を癒しています」

ピュア「どういうことなの?」

サラ「サナトスは負の感情そのもの。癒しの魔法をかけることでサナトスは力を失います」

ティンク「みんな、あれを見て!」

その時、サナトスの体が徐々に薄くなっていった。

サナトス「貴様らはこれで勝ったつもりでいるだろうが、負の心がある限りわしは何度でも復活する。わしは不死身なのだからな!」          

サナトス「次に戦う時が貴様らの最後だ!覚えておくがいい!」

サナトス「が〜っはっはっはっはっはっは!」

サナトスは光とともに消えた。

フリル/ティンク/ピュア/セシル/レイア/リンゼ「やった〜!」

フリルたちはアキラのもとへ走った。

サラ「やりましたね、アキラ」

フリル「すごかったよ、アキラ」

レイア「かっこよかったぜ、アキラ」

その時、アキラの持つ2本の剣が光った。

アキラ「これは」

次の瞬間、2本の剣が1本の剣と化した。

アン「2つの剣が1つになった」

ダン「それぞまさしく【天界の聖剣】じゃ」

アキラ「これが2つの剣の真の姿なのか」

次の瞬間、天界の聖剣はある方向を示した。

ダン「あの方角は・・・」

アキラ「天空の世界だ」

セシル「この剣は私たちに何を伝えようとしているのかしら?」

アキラ「天空の世界からものすごい邪気を感じる」

ティンク「じゃあそこに女神たちがいるってこと?」

リンゼ「そうだとするとソフィアもそこにいるってことだよね」

アキラ「確信はないが行くより他はなさそうだな」

リョウ「決まりじゃな」

ナティア「でもどうやって行けばいいの?飛んで行くとしたら無理があるわ」

カイン「天空の世界へ行く方法が一つだけある」

フリル「本当に」

カイン「【鯨のジルバ】だ。彼なら天空の世界まで行けるはずだ」

レイア「そうか、その手があったか」

リンゼ「行こうよ、ジルバの所へ」

アキラたちは魔界を後にした。


第25章へ続く・・・


《今回の演出者》

アキラ(主人公)

8人の妖精

カイン(太陽の王子)

リョウ(漁師)

アン(闇の妖精)

ダン(闇の騎士)

サナトス(魔王)



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